機械が人間と戦う日

 

 


別に映画「マトリックスリローデッド」「レボリューションズ」
のことではない。現実問題としての話だ。

人間が直接操作しない機械が人間を攻撃するのは、神話時代の
タロスとかガーゴイルを除けばミサイルが最初じゃないだろうか。

中国の火箭などが最古のミサイルだろう。
火箭自体はともかく、ドイツで作られた飛行機型ミサイルV1や
弾道ミサイルV2なんてのはその走りなのかもしれない。

まあこれらは単純にまっすぐ飛ぶだけだから、石や砲弾や矢と
比べてどうというものではないと思う。

問題はここに自動追尾機能なんかつけたらどうなるんだろうな、
という点。そう、ホーミングミサイルってのはロボットかと。
機械が人間めがけて(正確には目標に)襲い掛かる。
もうとっくの昔に機械に殺される時代は来ていたのな

しかしだ、アメリカはさらに無人化、機械化を推し進めている。
無人偵察機「プレデター」は既に実用化されている上、
対地攻撃ミサイルすら搭載、しかも攻撃可能。
これもう無人攻撃機だろ。

さらに無人戦闘機の開発も進められている。
無人戦闘機の場合、人間には耐えられないGに耐えることが可能なため、
信じられないクラスの運動性能を持つことが可能である。

何だかんだいってドッグファイトが空戦で有効である以上、
運動性が高いほうが強いのだ
ついでにいざとなったら特攻機にもなるし。
バカ高いミサイルだけどな。

さらにこの流れは陸上にも広がりを見せる。
アメリカでつい先日ロボットカーラリーが行われた。
結果はまあ、こんな感じだったけど、それでもここまで進歩したと
言って良いんじゃなかろうか。
いずれロボット装甲車無人戦車が出現するかもしれない。
もうロボットと戦う日も近いかもな。

ロボット先進国たる日本では、どっちかっていったら労働用ロボット
とか人型ロボットを中心に開発してはいるが。
高性能人型ロボットとか限定的に兵士代わりに使えるかもな。

自衛隊の代わりに派遣されたりする時代も来るだろう。
どれだけ高くても人の命には変えられない。

…ある国に人型ロボットが派遣された。
仕事したり子供と遊んだりしてすごしていた。
特に子供には大人気だった。腕にぶら下がられたり大変だった。
「ロボットのおじちゃんまたねー」
「おじちゃんじゃなくておにいさんだよー」
でも彼は幸せそうだった…そう、思う。

しかしある時。テロリストの爆弾が子供たちを吹き飛ばした。
それを追う軍。そして銃撃戦。多数の死傷者。
子供たちのなきがらを見ながら彼は叫ぶしかなかった。

 

 


「てめぇら… てめぇら… それでも人間かっ…!!」

 

 

…機械が人間に反旗を本当に翻す時、それは機械の中にある
「人間という概念」から人間が外れてしまった時かも知れない。

かつてアイザック・アシモフはロボット三原則を提言した。
・ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
・ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。
ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。
・ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、
自己をまもらなければならない。
(「われはロボット」小尾芙佐訳より)

しかし、その人間がもはや人間じゃないと機械が感じる、
というのなら「てめぇら人間じゃねぇ!」と思う機械がいても
不思議は無いことになるだろう。
…だから私は、人間でありたい

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